毎日の生活において、電車やバスなどの公共交通機関を利用することは一般的です。ですが、そのたびに発生する交通費は、私たちの財布にとって少なからず負担となることがあります。では、この交通費は果たして「出費」として考えるべきなのでしょうか?
・交通費は出費に含まれる?
・ノーマネーデーの基準は?
・毎日の交通費のせいでなかなかNMDにならない…
今回はこのような疑問に答えていきます。
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一回数百円の交通費を無視していると、思った以上に出費していることがあります。やはり、交通費もしっかり計算しなくては十分な家計管理とは言えません。しかし、交通費を支出として考える際には、その管理方法も重要です。以下で詳しく見ていきましょう。
ノーマネーデーの基準
ここではそれぞれの出費がノーマネーデーに影響するか、しないかをまとめました。
出費がノーマネーデーに影響しない場合
- お金を使う前から分かっていた支出
家賃や光熱費などの毎月の支払いは、事前に計画されているものです。これらの支出はノーマネーデーに影響せず、通常通り支払われます。 - 毎月の予算の一部である
家計を管理するときには、固定費も含めた予算を立てます。つまり、サブスクリプションなどの支払いは、予め計算しておくお金の範囲内で支払われます。そのため、ノーマネーデーの目的である節約や貯蓄の対象外とされることが多いです。 - 生活の基盤の支えとなる出費
生活するために必要な支出を削減することは、生活を維持する上で大きなリスクとなります。そのため、ノーマネーデーは無駄な支出を抑えることを目指すものであり、生活に欠かせない支出は対象外です。ローンの返済や保険料、教育費などもここに含まれます。
生活のために計画された支出だった場合はNMDでOK。
出費がノーマネーデーに影響する場合
- 無駄な支出がある
例えば、外食や衝動買いなど、本来必要のない支出がある場合、それがノーマネーデーに影響します。ノーマネーデーでは無駄な支出を控えることが大切です。 - 計画外の支出がある
急なイベント参加や友達との外出など、計画していなかった支出が発生すると、ノーマネーデーに影響します。予想外の支出は節約の妨げになります。
計画していなかった支出は、NMDにならない。
NMDにおいてポイント支払いは支出に含まれるのか?
NMDにおいてポイント支払いは支出に含むか悩んだことはありませんか?NMDの基準を考える上で、ポイントの扱いについても解説します。
結論として、ポイント支払いは支出に【含まれる】【含まれない】といった、どちらの考え方もできます。先ずは支出に含まれる理由を見ていきましょう。
ポイント支払いが支出に含まれる理由
- ポイントの価値がある
ポイントは通常、現金や他の通貨と同様に交換可能であり、一定の価値を持ちます。商品やサービスの代替手段として使用されるため、これらを得るためのポイント支払いは支出に含まれます。 - 予算内の一部として考慮されるべき
ポイント支払いは、通常の現金支払いと同様に、個人や家計の予算内で考慮されるべきです。ポイントが利用可能な場合でも、その使用は家計の資金を消費する行為であり、支出として扱われるべきです。 - ポイントの獲得には時間や労力が必要
ポイントを獲得するためには、通常、一定の時間や労力が必要です。クレジットカードの利用や特定のサービスの利用など、ポイントを獲得するための行動は支出と引き換えに行われるため、ポイント支払いもそれと同様に支出と見なされます。
ポイント支払いが支出に含まれない理由
- 実際の金銭の支出がない
ポイント支払いは、通常の現金支払いとは異なり、実際の現金の支払いが行われない場合があります。ポイントは通常、クレジットカードの利用や特定のサービスの利用などによって獲得され、それを商品やサービスに交換することで利用されます。したがって、ポイント支払いは実際の現金の支出がないため、支出とは見なされない場合があります。 - ポイントは報酬や特典である
ポイントは通常、企業やサービスプロバイダーからの報酬や特典として提供される場合があります。この場合、ポイントは顧客を維持し、忠誠度を高めるための手段として提供され、実際の支出ではなく、追加の特典として扱われることがあります。 - ポイントは事前に支出された金銭と見なされることがある
ポイントは通常、商品やサービスの購入など、事前に支出された金銭の一部として提供されることがあります。そのため、ポイントは既に支出された金銭の一部と見なされ、ポイント支払い自体を新たな支出とは考えない場合があります。
NMDにおけるポイント支払いは、支出とも支出でないとも考えることができる。
あらかじめどちらに設定するのか決めておこう。
交通費が出費に【含まれる】場合と【含まれない】場合
計画していなかった支出は、NMDにならず、生活のために計画された支出はNMDでも良いことが分かりました。
それではノーマネーデーの基準を踏まえて、交通費が出費に含まれるが否かを考えてみましょう。
交通費が出費に含まれる場合
- 友達との外出やイベント参加
ノーマネーデーに友達と外出する場合や、急なイベントに参加する場合、交通手段(電車やバスなど)の運賃が必要になります。これらの支出は、ノーマネーデーにおける出費に含まれます。 - 買い物やレジャー施設への移動
ノーマネーデーにショッピングや娯楽施設に行く場合、移動手段として交通費が必要になります。これらの支出も、ノーマネーデーに含まれる出費です。
交通費が出費に含まれない場合
- 通勤や通学
通勤や通学に必要な交通費(定期代)は、通常の生活費に含まれる支出です。これらの支出は、ノーマネーデーにおける節約対象ではなく、生活の基盤を支えるための支出です。 - 家計に固定的に支払う交通費
固定的な交通費は、通常の生活費として計画された支出です。ノーマネーデーにおける節約対象ではなく、支出の一部として予算内に組み込まれています。例えば、月々の交際費としてあらかじめICカードにチャージされている金額を使用することは、ノーマネーデーにおいては出費としなくて良いでしょう。
日々の交通費を管理する方法
- 支出の記録
電車やバスなどの交通手段を利用したときは、その日付と金額をメモしておきましょう。スマートフォンのメモアプリや手帳を使って、支出を記録すると良いです。 - 家計簿の活用
支出を管理するためには、家計簿をつけると便利です。家計簿には、定期代、ICカードのチャージ金額とは別に、その都度支払った乗車券の金額や駐車料金なども記録し、お金の流れを把握しましょう。 - 予算の設定
交通費に使えるお金の予算を立てましょう。月ごとや週ごとにいくらまで使うかを計画し、予算内で支出を管理しましょう。 - 定期券の購入
定期券を購入すると、1度の支払いで一定期間の交通費をまとめて支払えるので、節約にもなります。 - 自転車や歩行の活用
遠くない距離や天気の良い日は、自転車や歩行などの交通手段を使ってみましょう。交通費を節約しつつ、健康にもよいので一石二鳥です。
これらの管理方法を実践することで、誰でも交通費を効果的に管理し、お金を節約できるようになります。また、自分のお金の使い方を意識することで、将来のお金の管理力も身につけることができます。
まとめ
ノーマネーデーにおける交通費の考え方は、その支出が予期せず発生するものか、それとも日常的な生活に必要なものかによって異なるのです。急な外出に備えて、あらかじめ交通費の予算を組むことが重要と言えます。
無駄な支出を減らし、お金を節約するのがノーマネーデーの目的です。計画外の支出や無駄な買い物を控えて、無駄遣いを防ぎましょう。